致死量カカオ


手渡されたのは科学の小テスト。

そういえば前回こんなテストをしたような気がする。ちなみにテストは50点満点中40点。

……まあまあかな。


「お前確か普通コースCクラスの北島と付き合ったんだって?」

「だれっすか北島……?」


付き合ってる、てことは豊海のことか?


「北島豊海だよ。お前彼女の名前くらい覚えとけよ」

「……っていうか、なんでそんなこと教師が知ってるんですか……」


なんで教師にまで俺の恋愛事情を突っ込まれないといけねえんだ。ほっとけ。教師も暇なのかよ。

口には出せないけど。


「お前はなかなか噂が耐えないからな。俺のクラスの女子が嘆いてたぞ?

しかも北島だろ?教師の間でもちょっと話題になったからなーみんな驚いてたぞー」

「なんなのそれ。俺そんなに人気なんすか?」


げんなりした顔を見せると、先生が「はは」っと馬鹿にしたように笑った。

……なんで馬鹿にされるんだ。

そう付け足そうと思ったとき先生は「まあ教師は結構生徒のこと見てるからな」と言った後で付け足した。


「人気があるのはどっちかというとお前よりも北島だな」


……あいつ……普段も何やってんだ……。