「そもそもそんなに好きなのに、俺が止めたところで止まるの?
どっちかっつーと妄想悪化しそうなんだけど」
「……妄想の話はともかく。
それでも……止めないとダメでしょ?」
「俺今までそんなこと一度も言ってないけど?豊海が勝手に止めようと思って振られに行って泣いてるだけじゃん」
そうだけど……。
だって死ぬかも知れないよって。そう言われたんだから仕方ないじゃん。
死にたくないもん。死んだら苦しいけど恋する楽しさまでなくなっちゃう。
チョコレートと一緒だよ。いっぱい食べたら体に悪いけど、一個だと甘くて美味しい。
恋愛もそんな感じで良いじゃん。
そう思わないと自分が可愛そうじゃん。
そこにたった一つの誤算を上げるとするならば自分のほれっぽさかな……。
「じゃあ高城にもう構わないでって言えば?自分で」
「言えるわけないじゃんー!だって……」
「好きだからだろ?じゃあもうどうしようもないじゃん。いいんじゃないの?好きなままで」
なんか……軽すぎてすごい不安なんですけどー。
じとーっと疑いの眼差しで見つめ続けると、昭平は「ぶは」と吹き出した様に笑い始めた。
何で笑われるんですか。



