じいっと見つめすぎたのか、ふと高城が私の方を見て少しだけ顔をしかめた。
びくっと跳ねた心臓の理由は、見てしまったことがばれたことだけじゃなくて、その目に自分が映っている今を再確認してしまったから。
「……何?」
「んへ!?あ、いや、その、えろいなって!」
「……頭本当におかしいよな、お前。隣歩いてるだけで何でえろいとか言われないといけねえんだよ」
いや、ほんとその通りですね、すいません。
私の頭おかしいんです。
でも何というかかっこいいというかエロいよね。むんむんしてる感じがある。
女の人には一切困ったことのようなような余裕がそうさせるのかもしれない。だからクールにも見えるんだろうけど。
……だけどそれだけだったらきっとこんなに好きになってなかった。
顔は好きだし。一目惚れだし。好きになったのはなっただろうけどさ。
「お前ほんとに死ぬの?」
「え?あ、ああ、らしい、です」
「……何で敬語?」
ふ、と口の端っこだけがかすかに持ち上がった高城の表情が目に飛び込んできて、思わず目をそらした。
……ここで笑われたら死ぬ。
笑顔とか反則!レッドカードだよ!



