「お兄ちゃんは?」 「俺は……」 大和くんはあたしと虎太の顔を交互に見た。 あたしと虎太がカレカノだってことを真奈美の前で言われたらあたしの計画が台無しになる。 「大和くんはあたしとランチに行くの! それじゃ、またね」 あたしは大和くんの腕を掴んで、急いでその場から離れようとした。 だけど虎太の手によってその動きは止められた。強く掴まれた右腕。 「行くな」