「真奈美から誘ってきたの?」 「……うん」 「じゃ、今すぐ電話かけろ」 「え?」 「真奈美に本当か聞いてみる」 虎太は身体中から汗が吹き出て、何度も額の汗を拭った。 「綾香、俺が好きなのはお前だ」 「浮気しといて? てか話を変えるなよ」 「話しても嫌な思いをするのは綾香だろ?」 お前が一番不利益な状況に陥ってるんだろ?怒りもピークに達してきた。