ドリンクとストローを机に並べる店員にあたしは声をかけた。 「すみません。あたし、真奈美ちゃんの知り合いなんですけど今日、真奈美ちゃんはバイトに来てないんですか?」 「真奈美ちゃんは今日入る予定だったんですけど、急に休みをとって来てないんですよ」 やっぱり。虎太の仕業だ。真奈美の穴を埋めるために虎太がバイトに入ったわけだ。 純粋にあたしに会わせたくなかったのか、それともまだ何か隠しているのか…… 虎太には黙って来ればよかった。ため息をつきながら、ドリンクをみんなに配った。