「人数、8人って……後から誰か来るの?」 「うん。だから広い部屋でよろしくー」 真麻の書いた受付表を見て、虎太はあたしの顔を見てきた。 わざとらしくツンと顔をそらしてやった。真麻も虎太なんかに気を使わないで合コンだって言えばいいのに。 「じゃ、3階の104の部屋だから。綾香、ちょっといいか」 は?何? 友達3人は先にエレベーターに乗り込んで、あたしは虎太と二人きりになった。