どっちがだよ。あたしに声をかけてきたのは真奈美。あの事件以降、会うことはなかったのに。 たまに読モとしてあたしの愛読書の雑誌に載っているのを見ていたから、久しぶりな気がしなかった。相変わらずかわいさは健在だ。 「怪我は治ったの?」 「まーね。全身打撲と右足骨折はきつかったけど」 あの時、別荘の近くに落雷したけど奇跡的にガソリンに引火することはなかった。 意識を失ったままあたしはレスキュー隊に救出され、病院に搬送された。 「……大和くんはどう?」