「あたしも怖いよっ……死にたくないよ……」 「うん、ごめんな。俺はこうして手を繋いで綾香と一緒にいることしかできねー」 泣きじゃくるあたしをあやすように虎太は穏やかな笑顔で何度も大丈夫だと声をかけてくれた。 虎太に逃げてって言ったくせに 手を繋いでくれてるこの温もりが どれだけ勇気づけられているか……もう、逃げてって言うことができなくて……繋がれた手をギュッと強く握り返した。 「ごめんね、虎太」 「謝るなよ。大丈夫、絶対に助かるから」