「あたしは大和くんを愛せない。これから先も絶対に」 怒り狂い、殺されるかもしれないと思った。それでももう異常な思い込みに付き合うのは限界だった。 大和くんはあたしの言葉を聞いて無言になる。 ――沈黙。 激しい雷雨に車が揺れる。そしていきなりエンジンがかかった。 「……俺のことを好きだと言った」 「言ったけど。まさか大和くんがこんな恐ろしいことをする人なんて思わなかったから!」