「真奈美……!」 「本当だ。車で国道まで送る。相手は男だけど怪我もしているから殺れるだろ?」 「そうだね。兄貴相手じゃ勝ち目ないけど、虎太くんなら」 嘘でしょ?簡単に寝返るなんて…… なんて真奈美らしいの!! 「……って、バカー! 一緒に逃げてたのに。あの涙は嘘だったの!?」 真奈美はあたしの言葉にクスリと笑った。 「あたしは自分が一番大事。そもそもあたし達って友達でも何でもないし? 憎み合ってる存在じゃん?」