恐ろしい言葉を言い残して、大和くんは深い眠りについた。



ソッと腕をほどき、起き上がり顔をのぞきこむ。リズムよく寝息をたて眠っているのを確認してから大和くんのポケットを探った。



チャリンと音を立て出てきたマスターキー。



迷っている暇なんてない。あたしはマスターキーを握り締めて、ベッドから飛び降りて地下に走った。



最悪なことは考えない。脅迫には屈しない――!!





第14話:終わり