電気もつけずにベッドに横たわる大和くん。あたしは部屋の真ん中に立ったまま。 「どうしたの? おいで」 手を差し出され、躊躇しながらも足を進めた。そして、そのままベッドに横になった。 雨と風の音だけが響く部屋。隣で横になっている大和くんが眠りにつくのもあと少し。その時を静かに待とうと目を閉じた時…… 「――睡眠薬はコーヒーに入れたの?」 ――!! な……なんで あたしはとっさに起き上がると腕を引かれ、またベッドに沈められた。そして両腕で強く体を抱き締められた。