「真奈美達の最後の晩餐には豪華すぎるな。食べたければ犬食いして」
「大和くん!」
あんまりだ!虎太と真奈美は後ろに腕を拘束されて手が使えないのに、犬食いだなんて
「手錠を外してあげて。そんな食べ方、させないで」
「綾香ちゃんのお願いでも無理だよ。さっき外したら逃げようとしたんだから。特に虎太くんは常に隙を探している」
寝ている虎太の背中を軽く足げりすると、虎太が唸って目を覚ました。
虚ろな目であたしを見つめてくる。折ったと言っていた指は右手の人差し指なのか、大きく腫れ上がっていた。
「綾香……無事か?」


