「真奈美は聞く耳もたずだったから何でもいいよ。虎太くんの最後の晩餐は白米がいいだって」 「え?」 「綾香ちゃんがわざわざ作ってあげるんだって教えたら白米だなんて……指折られておかしくなったかな」 ――“綾香は俺にとって白米です。白米は毎日でも食える。一生食える必要なもの。 つまり、俺にとって白米の綾香は一生必要な存在なのです” あの時の……作文。虎太はこんな時まであたしに必死に伝えようとしてくれてる。 好きって気持ち。