「じわじわと弱らせて最後は自分から殺してくれって言わせるくらい拷問したかったけど、帰るならさっさと地下の二人を殺そうか」
――っ!!
ドーンと轟音が響き渡る。近くで雷が落ちたのか、一瞬電気が消えて、すぐについた。
余計悪い方向にいってしまった。ダメ……回避しなきゃ……
「い、一泊くらいなら平気かも。お母さんに友達の家に泊まるってメールする」
「無理しなくていいんだよ? 今度は海デートしよう」
「違う。無理じゃない! あたしが……あたしも大和くんと一緒にいたい」
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