「ダメだ。真奈美のことだから警察に行くに決まってる」
「行かないから! 絶対に黙ってるから!」
そうだ……何で思い付かなかったんだろう。そもそもあたしが二人のことを気にしていたからこういう状況になってるんだから
「大和くん、あたしからもお願い。真奈美も虎太ももう関係ないし。口止めして帰ろうよ」
「関係あるよ。真奈美は性格上黙っているわけないし、虎太くんは綾香ちゃんにいまだに言い寄ってる。完全に殺らないと俺が心配なんだ」
ダメだ。二人を解放する気はサラサラないみたいだ。あたしが落胆した次の瞬間……
「簡単に殺られるかよ!」
一瞬の出来事だった。


