「……水……」 「虎太!?」 ボソッと小声だけど確かに虎太が呟いた。 「強い薬だから副作用で喉が渇くんだよね。真奈美も?」 真奈美は悔しそうに頷いた。そうだ。あたしと同じ睡眠薬を飲まされているなら喉の渇きは半端ないはず。 「虎太くん、起きて」 「んっ……」 「水、あげるから」 その言葉に虎太の目がゆっくりと開く。そして、周りを見渡して自分の体が拘束されていることに気がつくとバタバタと暴れだした。 「なんだよ! ここ? 何でこういう状態になってるんだよ!」