「……にわか雨にも程がある」
大和くんは顔を横にふると、濡れた髪から水が飛び散る。その仕草がやけに色っぽく感じた。
「タオル持ってくるね」
そう言って大和くんは部屋から出ていった。その後ろ姿を見つめていると視界がぐらついた。
何……?風邪前かな。今朝からずっとおかしい。6時間も熟睡しちゃうし、喉の渇き。そしてめまい。
バスタオルを持って部屋に戻ってきた大和くんは自分も濡れているのに、真っ先にあたしの頭からタオルをかけて、包み込んで拭いてくれた。
「自分で拭くから大和くんも早く……」
「ダメ。風邪ひかれちゃ困る」


