見渡す限り新緑の木々と色鮮やかな夏の花たち。夏なのに風が涼しい。まさに森の中の隠れ家のような場所で気持ちがよかった。
「静かだね。虫の鳴き声と風の音しかしない」
「たまにはいいでしょ。賑やかな場所も楽しいけどこういう落ち着いた場所も」
コースターにグラスを置いて注がれたオレンジジュースに手作りのサンドイッチ。二人でいただきますをして、サンドイッチにかぶりついた。
「美味しい! こういう場所で食べるからさらに美味しいんだろうね。後で部屋の中も見たいな」
「いいよ。その前に散歩しない? 夕方から天気が悪くなるみたいだから」


