あたしはレタスを洗っただけ。大和くんは慣れた手つきで目玉焼きを焼いて、レタスとチーズとハムと目玉焼きをパンにのせるとマヨネーズをかけて包丁でふたつにカットした。 「すごい。料理うまいね」 「こんなの料理のうちに入らないよ。さ、食べよう」 大和くんはリビングを通り抜けると大きな窓を開けて、中庭のテラスにあるテーブルに皿とグラスを運んだ。 あらかじめ用意されていたあたし用だと思われるコサージュ付きのかわいいスリッパを履いて外に出ると何とも言えない解放感に深呼吸した。