真奈美は笑顔で虎太に手をふって、去っていった。後ろ姿だけでも分かる。かなり機嫌がよさそう。 「お疲れ様。さ、真奈美の後を追うよ」 「大和……! 綾香もいつの間に」 あたしと大和くんが虎太の後ろから出てくると、虎太は複雑そうな顔をした。 「真奈美から解放されたいなら今は言い争いはなし。行くよ」 そうだ。この後が一番重要なんだ。あたし達三人は真奈美にばれないように距離をとりながら後を追った。