「虎太くん……何度も学校まで押し掛けてごめん」
「いや、俺も露骨に避けてごめん。綾香と話し合う時間が欲しかったから真奈美ちゃんとは距離置いてた」
「綾香と……?」
「うん、俺達……別れた」
言った。真奈美は寂しげに俯く虎太の手を取って泣き出した。
「あたしのせいだよね。ごめんね。でもあたしも虎太くんのこと好きなの」
「違う、俺のせい。真奈美ちゃんのことも騙していたわけだし……当たり前の罰。真奈美ちゃんに好きでいてもらえる資格なんてない」
「そんなことない! あたし、虎太くんと付き合えたら今までのこと全部忘れる。だから……少しでもあたしのこと気にかけてくれてたなら……」


