「あ、綾香。今日は虎太くん来てるでしょ?」 「……まだ出てきてないなら、もうすぐ来るんじゃない? あたし達、別れたから知らない」 「え? 別れたの!?」 食いついた。目がキラキラしている。本当のことだけど、真奈美には言いたくなかったな。 「何で? やっぱりお兄ちゃんと付き合うの?」 「分からない。とにかく、あたしと虎太はもう関係ないから」 それだけ言って、あたしは真奈美の前から立ち去った。そして学校前の文房具屋に入った。そこに大和くんはいた。