虎太とは校門前で別れて、真奈美と二人で近くにある公園に来た。
何も言わずにベンチに腰かける真奈美の隣に、少し距離をあけてあたしも座った。
「お兄ちゃんから聞いたけど。幼なじみのフリをしたのは、あたしと仲良くなって虎太くんをフル計画をたてていたからなんでしょ? 別れる気満々なら別れてよ」
「最初はそのつもりだったけど。あんたの本性を知ったらやる気がなくなったていうか……」
「何それ!?」
「あたしは浮気した虎太のことを傷つけて別れてやろうと思ってたの! だけど今は……正直揺れてる」
別れても後悔しそうだし、完全に許す勇気もまだなくて……中途半端な気持ちでいるあたし自身が正直イライラしている。


