『今日は真奈美がごめんね。顔、大丈夫?』
「平気。それより真奈美ちゃんの気持ちのほうがダメージ大きかったんじゃない?」
『まーね。俺もビックリするくらい虎太くん一筋になってた。しつこく何で綾香ちゃんが、幼なじみのフリをしていたのか聞いてくるから話したけどよかった?』
「いいよ。どうせまた会ったら聞かれてたと思うし」
『会ったらって……』
真奈美はきっと、虎太がバイトを辞めて、着拒されたら学校まで来る。そして、あたしにも何か言ってくるはず。
「ごめん、疲れた。今日はもう横になる」
『うん、そうだね。じゃ、また』
色々とめんどくさい。あたしは携帯をベッドに投げてカチューシャを外した。


