「――戦闘ゲームもーらい!」 「ちょっ、それ俺が狙ってたヤツ!…ちくしょーだったらこっちのホラーゲ――」 「ホラーゲームもーらい!」 「オイ絶対わざとだろお前ら!」 俺らは最初はリア充を気にしつつも、いろんな売店を回ってるうちにそんな事を忘れこの祭りを楽しんでいた。 …しかし、その気持ちは悲しく一瞬で吹っ飛んだ。 「綺麗だなー」 「だなー」 「…お、次でラストっぽい」 それは、ラストの花火が打ち上がった時。