今日は三人揃ってアレでした。
…補習でした。



「……」

「「「……」」」



小テストの結果を見て数学担当の樹も俺らも黙った。

中一の問題が、二問しか出来てない…。



「…お前らあれだな、リアルを充実することも出来ないのに勉強も出来ないのか。

俺、将来が心配だよ…」

「「「うっせー!余計なお世話だ!」」」



――その帰り道。

樹の言った言葉を思い出して、「うわああああっ!」と大泣きしながら走って帰った俺らだった。