非リア充の夏休み日記






いきなり叫んだ俺らに足を止めて驚く三人。この三人は、唯一俺らに話しかけてきてくれる女子だ。

…思いがけない出会いに、一瞬で生き返る俺ら。



「や、やあ、ま、祭りで会うなんて、ぐ、ぐぐぐ偶然だなぁー!お、お前らも、き、きき来てたんだ?」

「「お前どんだけテンパってんだよ!」」



と、いつもの感じでツッコむと渡辺達は大笑いした。それが嬉しくて俺らも笑っている時、あることに気が付いた。

――女三人で祭りに来てるってことは、もしかして……渡辺達も非リア充っ!?


バッ!と隣にいる二人を見てみると、コイツらも同じことを思っていたらしい。

…目が異様にキラキラしていた。