レイは毎日ヴァイオレットに会いに行く

ヴァイオレットは最初は困惑をしていたが優しく接するレイに心を開いていった


だが…
レイの行動はシゼルを悩ませていた


「陛下!!」

「なんだ?」


怒鳴るようにレイの後を追うシゼル

レイは明日から隣国の王の舞踏会に呼ばれていた

今準備の真っ最中だった


「陛下!!舞踏会にレイラ様をお連れにならないとは本当ですか!?」


「誰から聞いたんだ?」


レイは情報がはやいな…とボソッと呟いた

「レイラ様の侍女からです」


「なるほどね…」


シゼルは止まらずにレイの元へ駆け寄る

レイはお構いなしに支度を済ましていた。