※※※※


「ありました陛下!」


「見せろ」


書斎には沢山の山になった書類

レイとシゼルは辺りを散らかしながら探していた


「今は陛下…継承は12ですね、」


「ユウリと言う名前があるか?」


「ユウリ様ですか…」


パラパラとページをめくるシゼル、するとある1ページで動きが止まる


「ユウリ・アールグレイ…ありました陛下」


「本当か!?」


シゼルから資料を取り上げた

「王位継承代…7」

それはかなりの年数を物語っていた

「そんな!!ありえません…」

シゼルもマヂマヂと見る
レイは継承代も驚いたが、もうひとつ驚いた


「そっくりだ…」

「瓜二つとはいきませんが…確かによく似ていますね」


ユウリの顔とレイの顔はそっくりだった

―ヴァイオレットが間違うのも無理はないな…


レイはその資料に釘付けになっていた