「腕を?」

「タトゥーを見せてください!」


レイは袖をめくり、腕にあるタトゥーを見せた


「よくタトゥーのことを知っているな…」


国王は腕にタトゥーが彫られている。王位継承のあかしとして。継承代が


「嘘…王位継承12だなんて…私は…ユウリ様は…」


この時ヴァイオレットは悟った

――この方は…ユウリ様の子孫?
じやぁ私はいったい何年間眠っていたの!?



「ヴァイオレット!?」

「嫌よ…嫌!!」


ヴァイオレットは取り乱したように頭をふる

「信じないわ!ユウリ様を出して下さい…」


「落ち着くんだ!ジキル鎮静剤を…!」


ジキル医師はあわてて鎮静剤をヴァイオレットに打つ


「止めて!また私を…眠りにつかするのですか!?…ユウリ様…私の愛しい‥‥」

レイに向かって倒れていくヴァイオレット