「…私が言える立場じゃないけど…葉音を許してあげて。葉音は、本当に君のことが好きなんだ」


本当に申し訳なさそうに、深々と頭を下げる遥さん


「私…葉音の所に行きます。遥さん、話して下さってありがとうございました!」


頭を下げる遥さんにお礼を言って私は、走り出す


目指すのはもちろん葉音の部屋



私は、何もしていない葉音に、酷い言葉を言った

きっと、葉音を傷つけた


拒絶をトラウマに持つ葉音を、拒絶してしまった

私に後悔の波が押し寄せる


ごめんなさい…

ごめんなさい…