次の日
学校に着くなり、瑞希に抱きつかれた


「ごめんね…美羽っ!私が睡魔に負けたばっかりに…」


瞳に涙を浮かべながら謝る瑞希


「ううん。私こそ、ごめんね。1人で行動するなって言ってたのに…」


泣くほど心配してくれたんだね

ありがとう瑞希


「…で。日高くんとは、うまくいったの?」


涙声で、瑞希がいきなり話題を変えてきた

切り替え早くない?
瑞希さん…


「え…」

「私の目は、誤魔化せないわよ?…美羽」


瑞希の強い眼力に負け、私は渋々昨日のことを白状した