「うん」

「ちょっと時間あるから、一服していいかな?」

「いいよ」


マッスーや他のスタッフは、車の外でタバコを吸い始める。




私も車から外に出て、駐車場からぼんやりと空を眺めた。




雲がゆっくりと流れてる…

なんか時間もゆっくりと過ぎてる気がするな…


あ、今日は日曜日だっけ…

本当…日曜日って感じの午後····







「sAra.ちゃん、おまたせ~」




一服が終わったマッスーたちは、先に車に乗り込んで私に声をかける。

私は返事をして、車に乗り込もうとした…








ヒュ――…


「……!」



すると、心地いい風が私の前を通り抜けた……

思わず後ろを振り返ってしまう…







「…………」


私のすぐ後ろには、駐車場の出口。

駐車場を出て少し行けば、一般の歩道に出る。