ただ、わたしが他の女性たちと若干違っていたところは、できるだけムードのある雰囲気を作り出そうとしなかったことと、夜は早々に帰宅するようにしていたことだった。 関係が一歩前進するのが、たまらなくおそろしかった。 歩のことを好きになればなるほど、自分の首を絞めているような、そんな気持ちになった。