「……ケイ?どうした?」



どれくらいの時間が立ったんだろう。


シャワーへ行ったばかりのシュウさんがいる。


目の前でしゃがみ込んでいるのは……



私の彼氏のシュウさん?



頭にバスタオルをかぶって、上半身は裸で。


肩におかれている手。


そこにはさっきより少し高めの体温。



私は確かにシュウさんと……


それは事実のはず。



「何でも……ないの。ちょっと」



笑えてる?


誤魔化せてる?



そんな心配そうな顔、しないでよ。


誰が心配かけてると思う?



床についていた手を握りしめる。



―――言えない……



言ったら、シュウさんはもう……