「それも受付。ったく有り得ないっつーの。先輩人使いがあらすぎる!」


「あはっ、アヤ先輩が『先輩』って言うの新鮮な響き」


「ちょっ、ケイちゃん?そこ笑うとこじゃないし」


「すいません」



左頬がピクッと引きつったアヤ先輩の顔を見て、思わず固まる。


だけど、言ってしまった事は取り消せないし。


話題を変えようと頭をめぐらせる。



「そっ、それってサークルの人が全員来るんですか?」


「多分ね。まぁ、卒業してから会ってない人もいるから楽しみと言えば楽しみなんだけど」



会費がー、服代がー、っとボヤいているアヤ先輩の横で両肩を揺らしてしまった。