黙って携帯をのぞき見した事。 やっと想いが通じ合ったのに。 今の幸せを壊してしまう。 自分のやってしまった罪。 取り消せない過去。 でも…… 向き合うと決めた以上、黙ってる事は出来ない。 「ケイ?」 気付くと手を握られていて。 その手が細かく震えていて。 シュウの表情が少し曇る。 ――――言わなきゃ…… 言わないと…… 噛み締めた唇を開こうとする。 言葉を紡ぐため空気を肺へ送り込む。 ちゃんと言わなきゃ。 今、言わないと。 これから先、ずっとシュウを欺いたままになるから……