「俺も一緒」 「え?」 「年上だけど、ケイの気持ちを分かってやれなくて。でも、今は一番大切に思ってるから」 「ん」 「これからもよろしく」 「うん」 目の前に立ったシュウに思わずしがみつく。 シュウの匂いがする。 それはこの前と違って心を満たしていて。 「好き」 「俺も」 「ずっと好き」 「俺も好き」 そうやって唇を合わせる幸せが嬉しくて。 付き合って半年。 やっと向き合えた。 だけど…… シュウにはまだ話していない事がある。 ――――メールを見た事は言わない方がいいよ……