今カノの私と元カノの存在




「で、どっちから告ったの?」


「向こうから……です」


「って事は、ケイちゃんが好きだからじゃないの?」


「……多分」



多分ってとアヤ先輩は少しだけ目を大きくしたけど、曖昧にしか笑えなくて。



『ケイだけ』



確かにシュウさんはそう言ってくれた。


それがすごく嬉しかったのは今でも覚えてる。



「私だけって言ってくれたんです。でも、元カノと連絡取り合ってて……」


「あーっ、林と同じパターンかぁ」



忘れたいのに忘れられない。



『たまに近況報告してる』



元カノと連絡を取ることに対してのシュウさんの答え。