「フリードリンクですので、ご自由に」



店員さんはマイクとデンモクやリモコンの入ったカゴを置いて出て行った。


アヤ先輩はさっそくとばかりに立ちあがって飲み物を聞いてくれて。



「私が行きます」


「いーの。昨日のお詫びもあるし。まっ、2杯目からは各自って事で」



そういうアヤ先輩に苦笑しながら、チューハイを頼んだ。



部屋を出て行くアヤ先輩を見送り、携帯を鞄から取り出す。


チカチカと点滅していて。





"分かった。土曜日から連絡入れなくてゴメン。また連絡します"





シュウさんから返事が返って来ていた。