だけど……


シュウさんはやっぱりタエさんが好きで。


タエさんも、遠距離になっても2人がしっかりしていれば大丈夫だと。



そして、最後にはシュウさんも納得し遠距離恋愛になった。



「まぁ、仕事がお互い忙しい営業だし?だんだんすれ違う事が多くなってきたらしいのよね」


「タエさんって営業職なんですか?」


「うん。アパレルメーカーの営業?」



口に出された名前は誰でも知ってる有名ブランドを扱う会社。


そこで営業職として働き出したタエさん。


土日も仕事があったりと、だんだんこっちへ帰ってくる回数が減ったらしい。



「さすがにタエもシュウも忍耐力が切れたって感じかな」