突然先輩の口から出てきた名前に、飲みかけたチューハイが口の端から零れる。 あーあと言いながらおしぼりを差し出され、口元を拭った。 「そうそう、ケイちゃんってシュウと連絡取ってる?」 「え?」 「シュウがね、彼女出来たんだって」 「……」 「え?あれ?」 アヤ先輩の顔が一瞬驚いて。 それに気づいて思わず俯いた。 どう答えていいのか分からない。 それは私ですって…… 言ってもいいのか…… 分からない。