夜となり、俺と愛斗はたまり場へ来た。

走ったり、クダラナイ事で盛り上がる。



「琉聖さん、副と付き合ってるんですか!」



「まぁな」



副とは憂紀の事。

副総長を略して“副”。

結構チーム内で憂紀は人気だから、ショックを受けるヤツがいるだろう。

気にしないけど。



「解散しよか。琉聖が憂紀に早く会いたくてウジウジしてんで」



「してない。しかもウズウズだから」



「間違えただけや!」



馬鹿はほっとくとして、俺は別に女に会いたくてウズウズする事はない。

しかも憂紀とは帰れば会えるし。