「お、来た。ありがと」 「...あの、陽君。」 「何?」 また、すぐに彼らは忙しくなって滅多に会えなくなってしまうだろう。 私は、今がチャンスだと思ってだめもとで陽君に言う。 「たまに、メールしてもいい?」 そう問うと、彼は難しそうな顔をする。え?やっぱ、ダメ? 「良いに決まってるだろ。何のためにアド教えたと思ってるんだよ。」 やばい、顔が熱い。 彩乃ちゃん、顔真っ赤。 と言って笑う陽君を見て更に顔が赤くなった。 END