そう言ってくれる組長さんの 言葉に思わず涙が溢れそうになった。 「…ありがとうございます…」 あたしはそれをぐっと こらえもう一度お礼を言った。 「お礼はもういいよ、 自己紹介がまだだったね、 俺は金森拓也(カナモリ タクヤ)。 金森組の組長をやっている。 足りないものがあったら 龍二に言ってくれよ?」