仁王立ちをし龍二さんをにらむ女の人、 その人はあたしに背を向けていて 顔が良くわからない。 「…目開けたぞ」 あたしを一瞬見た龍二さんは 女の人にそういうとずかずかと あたしの部屋に入ってきた。 そのままあたしの隣で腰を 下ろすとタバコに火をつけた。 「…本当だ!!あたしは麗奈(レイナ) この馬鹿息子の母親!!えっと…」