考えれば考えるほど あたしの覚悟とは裏腹に不安が見え隠れする。 なにもできる事が無い自分が醜い。 ただ、黙って見ているだけは絶対に嫌だ。 「…行かなくちゃ…」 そう思ったら最後、 あたしは龍二さんに置き手紙を残し部屋を飛び出した。