「只今より、東高等学校の入学式を始めます」 体育館の前の方に用意された席に座り、真面目に前を向いた。 1時間程して、入学式は終わり、生徒たちは、各クラスに散りばめられた。 「千菜、何組?」 「2組だよ。 修斗くんは?」 「………一緒!!!」 「本当?? よろしくね!!」 「おう!!!」 修斗くんと一緒で、ホッとした。 全然知らないより、知っている人がいる方が安心する。 だけど、修斗くんだって、どんどん友達を作るだろう。 ワタシも頑張らないと。